雨どいの役割とは?

雨どいの役割とは

 

雨どいを取り付ける最大の役割

 

建物を腐食から守る
建物屋根に降った雨水を一か所に集め、排水口を通じて排水するのが雨どいの最大の役割です。
雨の多い日本においては水を逃す排水機能はとても大切な機能。 この排水機能がない場合、建物に様々な不具合を発生させてしまいます。

排水口に導く動線がなければ、降った雨水は軒先、外壁、建物外周を常に湿らせた状態にし、コケやカビを発生させてしまいます。
また高い湿気はジメジメした環境を好むシロアリの発生にもつながります。

 

腐食対策以外にも以下のような役割・メリットがあります。
防音の役割(雨音)
もし雨どいがなければ、降ってきた雨は道筋を失って屋根面をバラバラに落ち軒先に向かいます。
その雨水は軒先からどう落ちるでしょうか?
軒先の全面から一斉にものすごい雨音を立てて落ちていくのです。 その音は不規則で大きく、窓から天井から響いてくるでしょう。

それらをひとつの道に集め排水口に逃すだけで雑音となる雨音が減少されます。 そういった面からも雨どいの必要性があると言えるのです。

 

建物を腐食から守るためにすること

 

雨水の逃げ道 を作る
屋根の軒先・ 軒裏を守る
外壁を守り 建物の腐食を 防ぐ
建物の 外周を守る

1.雨水の逃げ道を作る

 


屋根の軒先・軒裏を守る
もし雨どいがなければ雨水は軒先までたどりつくと軒裏にまわりこんでいきます。
そういった常に湿った状態が続くと屋根材は腐敗してしまいます。

外壁を守り建物の腐食を防ぐ
屋根の軒先に溜まった雨水は逃げ場がなくそのまま下の外壁を伝って染みわたっていきます。

建物の外周を守る
雨どいがなければ雨水は軒先から外壁を伝って直接地面に落ちることになります。
そうすると長年の雨水により地面に溝ができ、そうなることによって建物の基礎部分が不安定になります。
溝ができるだけでなく水の跳ね返りが起こり、外壁にも損害を与えます。
それらをそのまま放置すると建物に大きなダメージを与え結果老朽化を進めてしまうことになるのです。